勉強法〜継続勉強法 TOEIC、耳学習


1〜5


1,「できる人の資格勉強法」佐藤孝幸


 資格の価値から具体的な勉強法、生活習慣や精神面に至るまで幅広く書かれた本。短期間で低コスト、低リスクでとるためにはどうすればいいかに着眼点をおいている点で、社会人向けの本だといえる。一つ一つのテーマに対して短く分かりやすく書かれている。勉強法に関して言えば、過去問を中心に勉強するという方法が挙げられている。僕自身特にこの本で再認識したのは、ノートをとらない。つまり書かないということ。黙読する、音読する、書くの順で時間がかかるので、冒頭で述べたように短時間で取得するのには適切な勉強方法とはいえない。メンタルの面では勉強すればお金持ちになれるなど自分のために勉強していると思えば、モチベーションとなる.サラリーマンなら出世するためでもよいと思う。毎日勉強することが資格取得の効率的な勉強時間の使い方であるから、日々のモチベーション管理も非常に重要である。この文章を読まれた方は図書館で読むか、買うかして一読する価値のある本である。

2, 40代からの勉強法-やる気・集中力をどう高めるか 和田秀樹

 40代以上では前頭葉の萎縮により、感情の老化がはじまるため、それをどう食い止めモチベーションを高めるかに着眼点をおいた本。快体験が脳を活性化させるが年をとるほど強い刺激を必要とするため、考え方、勉強方法により一層工夫が必要である。考え方としては自分の得意分野を見極め、それを一層磨き上げる、できる、できないの2分思考はやめるなど。方法としては、集中できる時間、間隔を見つけ出す、小刻みに勉強する、復習するなど。よ準備の上で、20代、30代の人も読んで価値のある本である。

3,できるビジネスマンのための「本当に使える」勉強法 キャリアアップ研究会

 表紙のとおり、数ある勉強法の本の中から、使える勉強法を抽出した本。各章末に使えるエッセンスが書いてあるのでまずはそれに目を通してみるとよいこの本は数多くの本の中から専門家の方が選りすぐりの良書を選びそのなかのエッセンスを惜しみなく書いており、特に始めに勉強法を本を変われる方はぜひお勧めしたい。ただ、本に対する評価が厳しく、Cランク(A,B,C評価で)になっているからといってもその本は読む価値がないとは思わない

4,だれでも天才になれる脳の仕組みと科学的勉強法 池谷祐二

 分量は100ページ弱と分量は少ないが、脳科学の立場で効果的な勉強法を余すところなく書かれた本。特にこの本はどの分野で勉強するにしても必須となる記憶を高める方法に特化して書かれてある。ざっと挙げると、復習のタイミング、情報の類似性による記憶の干渉による逆効果、精緻化による記憶の強化、レミニセンスによる記憶の整理、あまり他では書かれていないところでは温度が低め、空腹で勉強したほうが生体に危機感があるため記憶力アップに効果的であるなど。とにかく分量が少なく、易しい言葉で書かれているので、中学生から年配者まで、また読書が苦手な人でもお勧めできる一冊である。

5、夢をかなえる勉強法 伊藤真

 特に資格取得の焦点をむけたビジネス書。冒頭で述べられているようにゴール(資格合格、いやもっと大きくいえば自分の人生の目標)を明確にし、そこから自分の現状を踏まえ、過程を導く。具体的にいうと、目先の目標を資格試験合格においたとき、その最終形態である過去問を制する。過去問で現状を把握し、できないところを勉強により補っていく。また試験勉強で誰もが経験するスランプについて、精神医学でもうつ治療に有効とされている方法だが、紙に不安要素を書くが有効であると書かれている。これを実際してみるといかに自分が根拠のないことで悩んでいるか認識することができる。効果的な勉強方法としてはセルフレクチャーするということを一つここで挙げたい。司法試験に短期合格した人は、毎日一駅前でおりて、得た知識をその日に歩きながらぶつぶつつぶやいていたそうです。試験勉強における、考え方、メンタル面、効果的な方法まで幅広くかかれた一冊で特に長丁場となる難関資格に挑戦しようとしている人にはお勧めである。

inserted by FC2 system